著者は、水戸巌
1986年末に剱岳で遭難している。
従って、40年ほど前の資料を基にしてできている。
にもかかわらず、2011年3月11日の福島原発事故の分析をしている用であり、非常に感銘を受けた。
興味はあっても、この手の学問が苦手であるのだが親切にわかりやすく、しかも簡潔に説明してある。
福島原発のような事故が起こりうると警告していたにもかかわらず実際に起こってしまった。
にもかかわらず、まだ溶融した原子炉がどこにあるかもわからない、原因もわからないのに、原発再稼働の動きや、他国への原発輸出出などと言っていることが信じられない。
人類が滅びるのかどうかという問題なのだから。