本当に文章を読めているのだろうかと不案になる。

「AIに負けない子どもを育てる」というのがこの本のタイトルですが、「大人も育てて」欲しいものです。

第3章に「リーディングスキルステスト体験!」

と言うのがあり、この問題を解けるかというとちょっと不安です。

解けないと言うことは、教科書も読めないし、新聞も読めないし、きっと会話をしていても「この人何を言っているの??」という感じなのだと思います。

テストなどでよく引っかけ問題がありますが、これはきっと「具体例同定」問題なのかもしれません。

一度この体験版を行ってみると良いかもしれません。

但し、この体験版でかなり悪い結果が出ればこの本の中身はほぼ理解していないことになると思います。 

AIに負けない子どもを育てる

AIに負けない子どもを育てる

 

となると、大人はもう救いようがないかというとそうでもないみたいです。

第10章に「大人の読解力は上がらないのか?」

「悲観する必要はありません。大人になっても読解力は上がります。

むしろ『絶対に読解力を上げないといけない』というインセンティブを持つ大人のほうが上がる可能性があると私は考えています。」

と作者は言っています。

読解力と論理的に書く力が1年未満で信じられないくらい向上したと言う話がこの10章で書かれています。

実名で、しかもこの方は、「リーディングスキルステスト」の作成メンバーというのですから驚いてしまいます。

 

最近は、電子辞書を傍らに置き、文章を丁寧に読むことを心掛けていますが、やはり飛ばし読みなど、楽な方向に流されています。