日本のニュース報道
日本以外の国に住んだこともなく、日本の報道についの善し悪しはわからないが。
いつも思っていた、どこかで小耳に挟んだり、ネットで大変なことが起こっているようだと思ってニュースを見ると、まるで関係ないようなニュースがトップから流れている。
大きな事故や、地震のような自然災害があると必ず”日本人の被害状況”についての報道がある。日本人の被害がなければ良いというような感じにも捉えられ何となく変な感じ。
その事柄が世界にどのような影響を与えるのか、とか、なぜそのようなことが起こったのかの追求がないような気がする。
常々そんなことを考えていた、しかしこのようなマスコミの報道は日本だけなのだろうと思っているが、外国のことは判らない。
本屋さんで立ち読みして、ピーター・バカランさんの
『おかしいということには、とっくに気が付いてました。テレビのニュースを見ていてね、どこの国でも国内ニュースがメインになるのは仕方がないんですよね。でも、日本はあまりにも、世界で大変なことが起きているのにもかかわらず、それをまったく報道せずに、国内のスポーツの話題とか、お天気のこととかね。
この国には毎年台風が来るのはわかってるんだから、いちいちそれをトップニュースに持ってこなくてもいいでしょ。スポーツの国際大会で日本人がメダルを取ったからと言って、それがその日のトップニュースでなくてもいい。そういう意味では、この国のジャーナリズムはどこか故障してるということに、大分前から気付いてました。要するに、価値判断というか、優先限位というものがどこか狂っていますね。』
まさにその通り!
原発、いのち、日本人
- 作者: 浅田次郎,藤原新也
- 出版社/メーカー: 集英社
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