趣味と仕事

朝日新聞の「私を動かす 私が動かす:9)生きる楽しみ、仕事の力に 川島高之さん」を読んで思い出した。

時間をかけて、密度を下げて仕事をすることが喜ばれる社会。

仕事は事務系だったので、当時で始めたコンピュータ(ポケコン)などを使用して仕事を短時間で終わるようにしてみたのだが、周りの評価はいまいち。

忙しそうに(多分本当に忙しいのだろうが)動き回り汗を流しながら仕事を時間をかけている人が周りからがんばっていると評価され、いろいろな機材や仕事の仕組みを変えて短時間で仕事を終わると、要領よく(ここはその通りと思うが)ぶらぶらしているとみられる。

趣味の時間を確保するためには、サラリーマンは仕事を早く切り上げなくてはならない。

これは、当人にとっては自分の時間が増える喜びと、時間外手当が減るというマイナス面がある。

が、趣味の時間を作りたいと強烈に考えれば致し方ないことである。

本当は、会社にとってもこのような趣味人が多くいた方が経費がかからないと思うのだ(時間外をせずに、1日の同じ分量の仕事を所定時間内に終わるのだから)が、見た目に非常に努力をしているようにみえる人を評価する傾向があるようだ。

 

自分の人生、自分の時間を大切に!