まごの手

先日、背中のかゆみがひどく病院へ行った。

すると、軟膏を処方されたのだが、軟膏を塗る話になった。

当然患部に塗らなければならない、という話だが

足とか、腹部は見えるので患部に塗ることは容易にできる。(まれに、体型が必要以上に大きくなるとこれも困難になるが)

背中はというと、誰かに塗ってもらう以外ない、手の届く範囲も限られているし、まして幹部を見ることができない。ということは、完治したのかどうかもわからないと言うことです。

そこで、脳と感覚の話になった。

体の感覚を感じるのは脳の仕事だが、手の指等はかなり細かく脳の部分が割り当てられているが、背中などはその量が極端に少ない。(「体感感覚野の対部位局在」に説明があります。)

そのようなわけで、背中のかゆいところと感じているところと、実際の患部が違う場合があるのだそうです。

これでは、仮に手が届いたとしても薬を塗ることはできません。本人は、患部に塗ったつもりが、正常な部分に薬を塗ったことになります。

 

そこで先ほどふと思いついたのですが、”まごの手”ならぬ”カメラの手”があったらと思いました。医学の分野で言えば内視鏡などかなり発達しています。そして家電量販店に行けばカメラの安売り数千円のものがいっぱいあります。

内視鏡のように食道や血管に中を通すこともないので、背中が見えて薬とぬれればいいのです。先ちょに、綿棒でもつけて見えてきた患部に薬を塗る、これだけでいいのです。

このような機械、かなり安価にできると思うのですが・・・・・

高齢化社会、是非とも作っていただきたいものです。